だけど人間は甘い
お芝居の後のカーテンコールで、吉田栄作が一歩前に出て、「この震災でぼくたちの公演も4日間休演を余儀なくされました。4月に入って被災地でチャリティ公演を催し・・・」とこの時期に多くの人たちに発信できる機会に言うべきことというわきまえを持った上でのコメントがありました。
今回の芝居のテーマが、働けど働けどわが暮らし楽にならざりきってところにあり、社会構造や政治に問題があるってことを笑いを交えての永井さん流の主張の仕方が洗練されていて本当に見ごたえがあったのですが、だからこそ、終演後のそのコメントはちっとも唐突でもなく自然なものとして、「さすが」感のもと観客たちは聞いていたと思います。
私もそのように聞いていました。ただ帰りの電車の時間を気にしながらですが…
「・・・で、このあとロビーでささやかながら募金活動を致します。永井愛もロビーで募金箱を持って立っておりますので、よろし・・・」
とそこまで聞いて、「ええええええ!永井さん来てはんのぉ!」と激しく反応してしまいました。
こんな田舎の地方公演にまさか作家が随行してきているとは思いませんでしたぁ。
で、タバスコおっとり刀で立ち上がりロビーへ、いざ。その前におしっこしてから。
そしてロビーへ向かうとすごい行列!
へえええ、と驚きつつその行列の後ろに並んでみたものの、ちょっと解せない気もして、うろうろと目を泳がせてみると・・・
永井愛さんは、その行列とは少し離れたロビーの片隅でぽつんと募金箱を胸元に抱えて立っておられました。
行列は沢口靖子、吉田栄作の募金箱への行列でした。
てなわけで、そこで永井さんとタバスコは二人きり状態となり、「お芝居楽しませていただきました」ととっておきのコメントをさせていただき、「お話できて光栄でしたぁ」とも申し上げることができ、でもそれだけで胸がいっぱいで、一礼してその場を立ち去りました。
ああ、握手ぐらいしてもらっても良かったなぁとは、ホールを出て、駅までの高架橋を渡ってしまってから気が付いたんですけどね。
今回の芝居のテーマが、働けど働けどわが暮らし楽にならざりきってところにあり、社会構造や政治に問題があるってことを笑いを交えての永井さん流の主張の仕方が洗練されていて本当に見ごたえがあったのですが、だからこそ、終演後のそのコメントはちっとも唐突でもなく自然なものとして、「さすが」感のもと観客たちは聞いていたと思います。
私もそのように聞いていました。ただ帰りの電車の時間を気にしながらですが…
「・・・で、このあとロビーでささやかながら募金活動を致します。永井愛もロビーで募金箱を持って立っておりますので、よろし・・・」
とそこまで聞いて、「ええええええ!永井さん来てはんのぉ!」と激しく反応してしまいました。
こんな田舎の地方公演にまさか作家が随行してきているとは思いませんでしたぁ。
で、タバスコおっとり刀で立ち上がりロビーへ、いざ。その前におしっこしてから。
そしてロビーへ向かうとすごい行列!
へえええ、と驚きつつその行列の後ろに並んでみたものの、ちょっと解せない気もして、うろうろと目を泳がせてみると・・・
永井愛さんは、その行列とは少し離れたロビーの片隅でぽつんと募金箱を胸元に抱えて立っておられました。
行列は沢口靖子、吉田栄作の募金箱への行列でした。
てなわけで、そこで永井さんとタバスコは二人きり状態となり、「お芝居楽しませていただきました」ととっておきのコメントをさせていただき、「お話できて光栄でしたぁ」とも申し上げることができ、でもそれだけで胸がいっぱいで、一礼してその場を立ち去りました。
ああ、握手ぐらいしてもらっても良かったなぁとは、ホールを出て、駅までの高架橋を渡ってしまってから気が付いたんですけどね。
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永井愛さんの「シングルマザーズ」という芝居。
これは2月に横浜に行く予定があった時、東京で面白い芝居やってないかなぁ、ついでに芝居見られたらラッキーやなぁって思って、いの一番に二兎社を検索して、私が横浜に行くちょうどその時期に上演スケジュールがぴったんこだった!んだけどチケット完売という憂き目を見、そののち地方公演があることを知ったという山あり谷ありの状況変化ののちの一件落着事件でございました。
2月の時点でまだまだ先のお楽しみだ~と油断しておりまして、気がついたら前日になって大慌てこきました。(チケットどこにしもたんやろ?うろうろうろうろ)
高松なので車で行くかJRかなんてことも考え、車なら近くの親せき宅に駐車させてもらうべくあいさつしとかな、とか手土産の一つも、とかうろうろしてしまいましたがダンナがちょうど仕事で高松に行くってんでその便を利用することに。
7時開演だけどダンナの都合もありホールに着いたのが5時10分ごろでございまして、タバスコは、図らずも与えられたそんな時間が妙に嬉しくて、ホールの入っているサンポートタワービルを徒らに上下してみたり(シースルーのエレベーターが楽しい)、展望階にある喫煙室で徒らにタバコを吸ったり(この喫煙室がよかったのよ~、ちゃんとテーブルと椅子があって、自販機ながら挽きたて風コーヒーも飲めるし。式ちゃん!横浜の喫煙ルームはみじめやったよね~)、展望台から意味ありげに海を眺めてみたり、写メ撮ったり(おばはんが意味ありげに写メを撮っていると、きっとあのおばはんブログに載せようともくろんでるな、とか人は徒らに邪推したりするのではなかろうかと、徒らに周囲の視線を警戒してみたりしながら)しているうちにちょうど良い時間になりにけり(6時40分ごろ)
東京ではあっという間に完売の永井愛のお芝居も、ここど田舎の高松では空席が目立つなぁ。
とはいえ前から5列目の、舞台を見上げるような位置のタバスコの席からは、前の座席の、おっさんの後頭部が目障りだわ!おっさんの頭はなぜにああも無意味にでかいのでしょうか。
お芝居は、大変面白く楽しみました。
私はね。
でも田舎の人たちにはどうだったでしょうか。半分の人が退屈したかもしれない。
なぜなら永井愛は橋田寿賀子じゃないから、いちいち人の心の細部までもをセリフにして説明するなんてことはない。
見るものの見識と想像力に委ねられるところがある程度ある(ある程度ね。大した程度じゃない、タバスコ程度で十分)。それでも客席の半分くらいかなぁ、と感じるのはタバスコの皮膚感覚。(この感覚がやはり都会で観劇するときとは大違いなのねぇ)
現に、私の前にいた巨大頭部のおっさんは休憩後帰ってこなかったあるね。あの巨大な頭部はやはり無意味な見かけ倒してあったのだ。やっぱりな。しかし、これはタバスコには大変ラッキーで、二幕目からはぐっと舞台の見通しがよくなった。
感想とか書くべきところなんだけど、あまりうまく書けそうにないので(まとめている時間がないんです、今すごく忙しくてhttp:// www.nit osha.ne t/sm/st ory.htm l
を参考になさってください。)、これだけ。
終演後、ロビーで永井愛さんにお会いできました!
少しお話もできました。
もっとゆっくりできなくもなかったんだけど、大したことも言えそうになく、これだけお伝えして…
「お芝居、楽しませていただきました」と。
こんな地方公演の、終演後のロビーになぜ永井愛さんがいたのかについては・・・・
つづく。
これは2月に横浜に行く予定があった時、東京で面白い芝居やってないかなぁ、ついでに芝居見られたらラッキーやなぁって思って、いの一番に二兎社を検索して、私が横浜に行くちょうどその時期に上演スケジュールがぴったんこだった!んだけどチケット完売という憂き目を見、そののち地方公演があることを知ったという山あり谷ありの状況変化ののちの一件落着事件でございました。
2月の時点でまだまだ先のお楽しみだ~と油断しておりまして、気がついたら前日になって大慌てこきました。(チケットどこにしもたんやろ?うろうろうろうろ)
高松なので車で行くかJRかなんてことも考え、車なら近くの親せき宅に駐車させてもらうべくあいさつしとかな、とか手土産の一つも、とかうろうろしてしまいましたがダンナがちょうど仕事で高松に行くってんでその便を利用することに。
7時開演だけどダンナの都合もありホールに着いたのが5時10分ごろでございまして、タバスコは、図らずも与えられたそんな時間が妙に嬉しくて、ホールの入っているサンポートタワービルを徒らに上下してみたり(シースルーのエレベーターが楽しい)、展望階にある喫煙室で徒らにタバコを吸ったり(この喫煙室がよかったのよ~、ちゃんとテーブルと椅子があって、自販機ながら挽きたて風コーヒーも飲めるし。式ちゃん!横浜の喫煙ルームはみじめやったよね~)、展望台から意味ありげに海を眺めてみたり、写メ撮ったり(おばはんが意味ありげに写メを撮っていると、きっとあのおばはんブログに載せようともくろんでるな、とか人は徒らに邪推したりするのではなかろうかと、徒らに周囲の視線を警戒してみたりしながら)しているうちにちょうど良い時間になりにけり(6時40分ごろ)
東京ではあっという間に完売の永井愛のお芝居も、ここど田舎の高松では空席が目立つなぁ。
とはいえ前から5列目の、舞台を見上げるような位置のタバスコの席からは、前の座席の、おっさんの後頭部が目障りだわ!おっさんの頭はなぜにああも無意味にでかいのでしょうか。
お芝居は、大変面白く楽しみました。
私はね。
でも田舎の人たちにはどうだったでしょうか。半分の人が退屈したかもしれない。
なぜなら永井愛は橋田寿賀子じゃないから、いちいち人の心の細部までもをセリフにして説明するなんてことはない。
見るものの見識と想像力に委ねられるところがある程度ある(ある程度ね。大した程度じゃない、タバスコ程度で十分)。それでも客席の半分くらいかなぁ、と感じるのはタバスコの皮膚感覚。(この感覚がやはり都会で観劇するときとは大違いなのねぇ)
現に、私の前にいた巨大頭部のおっさんは休憩後帰ってこなかったあるね。あの巨大な頭部はやはり無意味な見かけ倒してあったのだ。やっぱりな。しかし、これはタバスコには大変ラッキーで、二幕目からはぐっと舞台の見通しがよくなった。
感想とか書くべきところなんだけど、あまりうまく書けそうにないので(まとめている時間がないんです、今すごく忙しくてhttp://
を参考になさってください。)、これだけ。
終演後、ロビーで永井愛さんにお会いできました!
少しお話もできました。
もっとゆっくりできなくもなかったんだけど、大したことも言えそうになく、これだけお伝えして…
「お芝居、楽しませていただきました」と。
こんな地方公演の、終演後のロビーになぜ永井愛さんがいたのかについては・・・・
つづく。