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「卒業」見ました。

これ、初めて見ました。(高校映画研究部、副部長やったのに)

おもしろかったです。

つまり、ベンとエレーンってアメリカ式お見合いで知り合うんですね。

親が同僚で、年頃の娘と息子を持っていると、「んじゃ、ホームパーティーでも開いて二人を引き合わそう」

なんやー、アメリカにもお見合いがあるんやん、って見ました。

ミセスロビンソンがエレーンを身ごもったのが婚前交渉(このことばも古いなぁ、今となっては)でであったことを知ったときのベンの驚きも時代を感じさせたなぁ。その事実を「エレーンには秘密に」という母親の感覚も。
そもそも、できちゃった婚であったことを、あたかも非常に恥ずべき人生の汚点のように告白するところなんざ、40年で若い男女の貞操観念が激変したことの証しとして私は強く興味をそそられてしまった。

つい最近角田光代の「空中庭園」を読んだばかりだったんだけど、そこには、ラブホテル「山猿」(だったっけ?「ホテル野猿」だったかも)が自分の出生の(母親の胎内に発生した?)場所であることを両親から朗らかに聞かされている女子高生が登場していた。もちろん婚前交渉で。

まったく隔世の感あり、である。


にもかかわらず、全編から漂ってくる空気はまったく古臭くないのも不思議というか感心というか、ごっつおもしろかった。

ラストシーンの、バスの最後尾に座るベンとエレーンの表情に感極まって私は泣いてました。



多分、この映画が封切られた当時の私はこんなところで泣くなんて感覚は持ち合わせていなかっただろう。(中学一年かな?)


「卒業」という映画でどうしても思い出してしまうエピソードがある。

高校2年のクラスが解散するときだったかな?(選択授業クラスのお別れ会だったかもしれない)で、一人の男子(井上君)が、この映画のクライマックスシーン(ベンが教会のガラス窓越しに「エレーン!」と叫び、エレーンが「ベーーーン!」と叫び返すところ)をひとり芝居で演じたのだった。
とてもシャイな雰囲気の男子で、そんなことをするように思えなかったのに、してのけて、それが大受けで、受けた後まっかになってた井上君の顔。「卒業」といえば私には井上君の真っ赤な顔であったのだ。(昨日まではね。)


それにしても、ラストシーンの、ベンとエレーンの微妙な表情がなんとも印象的であった。

柴門ふみがいみじくも言ったことがある。(漫画のセリフの中で)

「結婚は、恋がゆっくり死んでいくことだ」と。

52歳のおばはんは、それを知っている。

それでもいいのだ。人生にああいう激情にまみれとんでもない行動を起こさせるそういう激情を一瞬でも手に入れた人生と、そうではない人生のどっちか選べるとしたら、恋の屍の無残な姿を知った後でも、私は前者を選ぶだろう。

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