だけど人間は甘い
このGW中の最大の収穫は「おいピータン」でした。
ヒカリの部屋にやたらとごろごろ落ちていた「おいピータン」。
最初は名古屋ローカルのタウン雑誌の一種かなって思ったり、あるいは時代遅れのクッキング・ブック?とか思ってましたけろ、それ以上の興味は持てず掃除中につき、そのやたらごろごろ落ちている「おいピータン」を拾ってはしかるべき場所に片付けたいけど片付かない、もー、なんなの、この邪魔な「おいピータン」!とか思ってました、そんな「おいピータン」。
それが私のGW中の最大の収穫になろうとは、あの時の私には想像だにできなかったことでした。
約1時間後。
掃除に疲れてちょっと横になった隙を見計らって、ヒカリが「おいピータン」攻撃を仕掛けてきたわけです。
はじめは軽くかわしたのです。「お母さんは、まだ掃除中やし。アンタな、手伝えとは言わへんけど邪魔はせんといてくれる?」とか連休中すべてヒカリにささげつくしているお母さんタバスコは、もうここへきて切れかけている。
なお、ヒカリの攻撃とは、読んで欲しい本とかマンガを「読め読め」と押し付けてくることです。
攻撃をかわされると、ヒカリは案外にあかんたれでしょぼくれたりするので、お愛想程度に「おいピータン」のページをめくる。
それはマンガでした。
2ページほど読んだところで、ヒカリから「基本編」を手渡される。
基本編なるものがあった。
えっと、付き合いだして3ヶ月のアツアツの若いカップルがいて、明日からカレ(ヒロくん)の方は長期出張で(台湾)ー、名残を惜しんで「さびしいねー」「さびしいよー」とか言ってハダカで抱き合ってるのね。周囲に「C」って書いた小袋が3つ散乱してるのね。
「さびしいのは本当だけどちょっぴりうれしいって気持ちもあることがヒロくんに伝わりませんように」と女の子の心の声のセリフとして抱き合ってる二人のアップの絵の後ろのほうに浮かび上がっている。
ま、この辺はどなたにも心覚えのあるようなエピソードですね。恋人とのラブラブタイムはそりゃもう楽しいんだけど、やっぱ一人になる気楽さも捨てがたいよなー、おならも平気でできるしさーみたいな女の子のフランクな気持ちが綴られるわけです。
なかなか楽しいね、って読んでいるとヒカリが、「このカップルの話とちゃうねんで」という。
主人公はまだ登場していないらしい。
女の子の「やっぱ一人って気楽だなー」って日常が数ページにわたって綴られる、そのほんのひとコマに主人公「ピータン」初登場!
レンタルビデオ屋でトトロを借りるピータン。
女の子が、「あ、ピータンだ!」と気付く。
彼とよく行くラーメン屋にピータンは出没する。
二人でらーめんを食っていると、ピータンがその店にやってきて必ずピータンを注文する。だから「ピータン」。「ピータン」は「ピータン」であることを知らない。
ピータンは、若いカップルから見たら太ってみっともないおっさんにしか見えない。
そんなピータンの、実はちょっといい男振りが語られているのが「おいピータン」なのでした。
ヒカリにお願いして一冊だけ借りて帰ってきました。
んとね、ちょっとねピータンに惚れてしまった。
だってねー、いい男なんですよ、ピータン。
ピータン。
ええ男!
となりは、カノジョの渡辺さん。
なんか、恋のはじめのような気分だなァ。
ピータンのこともっと知りたい。
ヒカリの部屋にやたらとごろごろ落ちていた「おいピータン」。
最初は名古屋ローカルのタウン雑誌の一種かなって思ったり、あるいは時代遅れのクッキング・ブック?とか思ってましたけろ、それ以上の興味は持てず掃除中につき、そのやたらごろごろ落ちている「おいピータン」を拾ってはしかるべき場所に片付けたいけど片付かない、もー、なんなの、この邪魔な「おいピータン」!とか思ってました、そんな「おいピータン」。
それが私のGW中の最大の収穫になろうとは、あの時の私には想像だにできなかったことでした。
約1時間後。
掃除に疲れてちょっと横になった隙を見計らって、ヒカリが「おいピータン」攻撃を仕掛けてきたわけです。
はじめは軽くかわしたのです。「お母さんは、まだ掃除中やし。アンタな、手伝えとは言わへんけど邪魔はせんといてくれる?」とか連休中すべてヒカリにささげつくしているお母さんタバスコは、もうここへきて切れかけている。
なお、ヒカリの攻撃とは、読んで欲しい本とかマンガを「読め読め」と押し付けてくることです。
攻撃をかわされると、ヒカリは案外にあかんたれでしょぼくれたりするので、お愛想程度に「おいピータン」のページをめくる。
それはマンガでした。
2ページほど読んだところで、ヒカリから「基本編」を手渡される。
基本編なるものがあった。
えっと、付き合いだして3ヶ月のアツアツの若いカップルがいて、明日からカレ(ヒロくん)の方は長期出張で(台湾)ー、名残を惜しんで「さびしいねー」「さびしいよー」とか言ってハダカで抱き合ってるのね。周囲に「C」って書いた小袋が3つ散乱してるのね。
「さびしいのは本当だけどちょっぴりうれしいって気持ちもあることがヒロくんに伝わりませんように」と女の子の心の声のセリフとして抱き合ってる二人のアップの絵の後ろのほうに浮かび上がっている。
ま、この辺はどなたにも心覚えのあるようなエピソードですね。恋人とのラブラブタイムはそりゃもう楽しいんだけど、やっぱ一人になる気楽さも捨てがたいよなー、おならも平気でできるしさーみたいな女の子のフランクな気持ちが綴られるわけです。
なかなか楽しいね、って読んでいるとヒカリが、「このカップルの話とちゃうねんで」という。
主人公はまだ登場していないらしい。
女の子の「やっぱ一人って気楽だなー」って日常が数ページにわたって綴られる、そのほんのひとコマに主人公「ピータン」初登場!
レンタルビデオ屋でトトロを借りるピータン。
女の子が、「あ、ピータンだ!」と気付く。
彼とよく行くラーメン屋にピータンは出没する。
二人でらーめんを食っていると、ピータンがその店にやってきて必ずピータンを注文する。だから「ピータン」。「ピータン」は「ピータン」であることを知らない。
ピータンは、若いカップルから見たら太ってみっともないおっさんにしか見えない。
そんなピータンの、実はちょっといい男振りが語られているのが「おいピータン」なのでした。
ヒカリにお願いして一冊だけ借りて帰ってきました。
んとね、ちょっとねピータンに惚れてしまった。
だってねー、いい男なんですよ、ピータン。
ピータン。
ええ男!
となりは、カノジョの渡辺さん。
なんか、恋のはじめのような気分だなァ。
ピータンのこともっと知りたい。
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