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今週は夜のバイトがお休み(塾もお盆休みなのだ)。

だからちょっと気が緩んで夕べは1時半まで夜更かしした。

ヒカリとイチャイチャしたり、腰が少し具合悪いので一時間入浴で腰を温めたり。
お風呂から上がるとヒカリはもうおねんねしてた。(25才の娘におねんねはないやろ!)

急に思いついて山田さんのドラマを再生してしまう。


「やがて来る日のために」


先日のネット友達のウハメラさんとベアトリーチェさんのライブでウハメラさんの作った「訪問看護」という歌を聞いて喚起された気持ちから再び見たくなったというわけ。

フリーライターのウハメラさんは、取材で聞いた訪問看護士さんのお話からその歌を作られたそうです。

それは、余命宣告を受けた働き盛りの男性が、死までの短い時間を家族とともに特別なことをするためではなくそれまでのように暮らすために在宅介護を望み、訪問看護士のもとを訪れる、そういうシーンから始まる歌でした。


大げさなことばは何も使わないでウハメラさんはええ歌にしてはりました。タバスコからはさんざんあほぼけかす、スケベオヤジと日頃罵られているウハメラさんですが、こんなええ歌を作るとは!他人とは真に思いがけない存在ですね。
ほんまにええ歌でした。

ま、その歌のことはあっちゃへ置いといて、そこから思い出してこのドラマをもう一度見たくなったわけです。

このドラマは訪問看護士と、彼女が関わる数人の在宅患者との交流を描いたものです。
その中に、10代で死んでゆく少女のエピソードがありました。

自分の病名を正確には知らされていなくても、だんだん弱っていく少女は自分の死期を徐々にわかって行ったのでしょう。
最後にどうしてもこれだけはしたい、という望みを訪問看護士に訴える。
看護士は、「もっと元気になってからにしましょう」と偽りの希望を与える。けれど少女には元気になる日が来ないことはわかっている。かなえてやりたいと思う。少女は切実に最後の望みを訴える。
その少女がどうしても死ぬ前にこれだけ、と望んだこと。

それはかつて通った高校、通学に使った駅、友達と入ったコンビニを見たいというもの。

たった10数年しか生きられなかった少女にとって、それらが輝かしい思い出。死に行く前にもう一度見ておきたいものだった。

無理をして連れて行ってもらう。

駅で、その駅に入ってくる電車を、そこで乗り降りする人を、ドアが閉まりまたその駅から出て行く電車を少女はホームから愛おしそうに見送るんです。

もうもうそのシーンは何度見ても何度見ても今思い出しても泣けてしまう。

特別な、悲劇的な恋愛で演出しなくても人を感動させるものがそのシーンにはありました。死に行く少女の、電車を愛おしそうに見送るその眼差しだけで。

で、ついそのドラマを最後まで見てしまい、びちゃびちゃに泣いてしまい、寝る前にもう一度顔を洗う羽目になりました。

そんなわけでねぼすけタバスコが珍しく夜更かしをしたという話でした。


えっと、ウハメラさんの作った歌に、私は同質の感動をもらいました、とこれもついでに書いとこか。


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無題
あのぉ、
看護師なんですけど……
ウハメラ 2009/12/18(Fri)19:36:14 編集
無題
だれですか?
ウメハラさん?
タバスコ 2010/02/16(Tue)15:03:21 編集
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プロフィール
HN:
タバスコ
年齢:
67
性別:
女性
誕生日:
1956/05/26
職業:
兼業主婦
趣味:
広範
自己紹介:
おもろいおばはん
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